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日本子守唄協会・設立理念
設立理念

特異な作風で子供達の心を魅了して止まない絵本作家モーリス・センダックは、その子供観として「子供はどんな逆境・不満も自ら克服して、内なる願いを実現する勇気と創造性と活力を持ち合わせている」と言っています。
 しかし今日の日本は、子供たちの夢や願いを引き出し、助け育てていく環境として見た時にどうなのでしょうか?経済的にも豊かになり、何をするのにも便利になったはずの現代で、少年犯罪が増加し、その内容も低年齢化、凶悪化しているのは何故なのでしょうか?
 それは子供たちを見守り助け育てる親や社会と子供達のあいだで、きちんとしたコミュニケーションがとれていない事が原因のように思われます。
そんな時代にあっても、私たちが親として果たすべき務めをきちんと認識していれば、愛情という慈悲を与えていれば、子供たちはきっとその素晴らしい個性を開花させる事ができるでしょう。
 命の讃歌、親子の絆のはじまりとなる故郷の母の唄、そこに込められた祈りが子守唄の持つ永遠の力です。「三つ子の魂百まで」のことわざ通り、無意識の中で、心のなかに静かに記憶され、永久に魂の宝物としてありつづけます。母子関係の原体験としての情緒教育はここに始まり、その後の人格形成にも大きく影響を及ぼすのです。
 子守唄を聴くと、人はなぜ切ない気持ちになったり、涙を流したりするのでしょうか。それは子守唄の旋律が人の心の一番深い所に触れるからです。人は生まれながらにして悲しいから、そして生きることの悲しさを知ることによって、より優しくなれるのです。その旋律(いま日本にとっていちばん大切な旋律)が人の心を、涙を教え、勇気や、希望や夢を引き出してくれるはずです。
 母を思い、父を思い、子供たちはヒトから人間へと成長していきます。子守唄の大切さ、意義深さは計り知れません。日本子守唄協会は日本の文化遺産としての子守唄の力を信じ、この唄を素材にして家庭の平和、国の平和、世界の平和を願って活動してまいります。

特定非営利活動法人 日本子守唄協会 理事長 西舘好子



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事業内容
■事業の目的
「産まれてはじめて聴く唄」「抱擁の唄」「親と子がお互いに絆を確かめる唄」・・・、
子守唄は自分では歌えない幼児たちのための唄です。
「三つ子の魂、百まで」の言葉の通り、心の中に残る大切な情操教育のあるべき形として子守唄の大切さを、現代の子育てに悩むお父さんやお母さん、また、命をつなぐことに切実となったおじいさんやおばあさんに是非知っていただきたいと考えています。
幼児期の成長過程における情緒の形成の重要性は、近年、医学的にも確認されており、子守唄を通しての親子の絆が情緒の形成に大きく貢献するものと期待されています。
また、古くから伝わる子守唄が消え去ろうとしている現状を考えるとき、日本の文化遺産として後世のために保存することも緊急を要する課題であると考えます。
虐待・いじめ・少子化等が問われている現代だからこそ、子守唄を通して“親と子の絆”“子育て支援”等に資するために、全国に事業を拡大してまいります。
 
■事業の内容

(1)子守唄に関する情報・楽曲収集・採譜事業・
   資料(データベース)作成事業
 今日まで子守唄には正式な「記録」や「保存」などがなされている専門機関はありません。日本子守唄協会では、これらの子守唄を全国で収集し、歌詞や楽曲を日本の文化遺産として保存します。
 
(2)子守唄普及啓発のための講演会・イベント・
   シンポジウムの開催事業
 当協会は“親と子の絆”“子育て支援”等、実社会における子守唄の持つ役割の大切さを普及啓発するため、各地に支部を開設するとともに、全国の自治体及び公共機関と連動して講演会・イベント・シンポジウムを開催してまいります。
 
(3)ホームページの開設
 ホームページを開設し、日本子守唄協会の活動の紹介、子守唄の資料の収集、子守唄の資料の開示等に役立てます。
 
(4)協会会報誌の発行事業
 協会会員及び各地域の自治体・医療機関・教育機関等への情報発信のため、年4回の情報紙「ララバイ通信」を発行します。
 
(5)協会の広報・宣伝活動
 テレビ・雑誌・新聞等の媒体と連動して「子守唄の大切さ」を多くの方々に知っていただくために協会のPR(パブリシティ)活動を展開して行きます。
 
日本子守唄協会の地図
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JR浅草橋駅(東口)より 徒歩4分

NPO法人日本子守唄協会
〒111−0053
東京都台東区浅草橋1-32-6
長尾第2ビル4階
TEL 03-3861-9417 FAX 03-3861-9418
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