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H18.5.2(火)「唄いつぐ」 産経新聞
【11オピニオン面】
唄いつぐ−親から子へ 
死装束を用意していた母
女優  藤村志保(2)
 
 母と一緒に暮らしていたが、亡くなる一年ぐらい前から、だんだん体が弱ってきて、一人で風呂に入れなくなったため、私が一緒に入って体を洗ってあげた。
 そのとき、ずいぶん細くなってしまった母の姿を見ているうちに“この体から私が生まれてきたのだ”“この垂れ下がってしまった乳房を私たち子供が吸って大きくなったのだ”という感慨がわいてきた。
 亡くなる一カ月前にはだいぶ具合が悪くなっていたが、ある日、母はベッドの上で泣きべそをかいて「お母さんのところに行きたい」。こう私に言った。
 八十六歳の母のその口調は、戦争中に疎開していたころ、食料品を買いに行くため母が外出した際、幼い私の妹が「お母さんのところに行きたい」と言ったときとそっくりで驚いた。“「お母さん」って私の祖母のこと?”と、祖母の顔が瞬間的に浮かんだ。人間は最期は「子供に返る」というけれども、本当にそうなのだと思った。妹の口調に似ていたのは“血筋”なのだろうか。
 この「唄いつぐ」の連載で、詩人の松永伍一先生が、老いたお母さまに恩返しとして「母守唄」を歌ったと書かれていた。私も、母が亡くなる前にそのお話を知っていたら、母が疎開先で歌っていた『ほたるこい』を枕元で歌ってあげられたのに、と残念だ。
 また、母は樋口一葉が好きで、よく一葉の作品の話をしていたから、
 
 廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯ぐろ溝に燈火うつる三階の騒ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行来にはかり知られぬ全盛をうらないて、大音寺前と名は仏くさけれど、さりとは陽気の町と住みたる人の申き・・・
 
と『たけくらべ』を読み聞かせてあげられたとも思う。
 母が病みがちになって外出もままならなくなってから、「みいちゃん(私の本名は操)、あの帯をもう締めていいわよ」とか「あの着物を着ていいわよ」と言われたので、母のタンスを開けるようになった。“この着物、私にはまだ地味かな”なんてタンスの中を見ているとき、下の方に、母が自分の死装束を用意しているのに気がついた。その畳紙には「死装束 旅立ちの日のために」と書かれ、日付も入っていて、母が六十五歳のときのものだった。
 それで、はっとしながらも、“母が亡くなるときはこれを着せればいい”と思って、実際に息を引き取った直後、急いで自宅から取ってきて着せた。昔の人で、二十六歳のときから未亡人として、気持ちをぴしっとさせて生きてきた人だから、もしものときのも“自分できちんと・・・”という心構えで身支度をしていたのだろう。日ごろの母の言動からもそれは感じていた。
 私も一昨年、六十五歳になったときに呉服屋さんに死装束を「作って」と頼んだ。「はい」と言われた。だが、それきりで、まだできてこない。(談)
■ 藤村志保(ふじむら・しほ)
本名・静永操。昭和14年、川崎市生まれ。37年、大映映画『破壊』でデビュー。市川雷蔵や勝新太郎の相手役として映画黄金期を支える。最近作は映画『二人日和』、舞台『北越誌』など。また、地唄舞のリサイタルや朗読に積極的に取り組んでいる。



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メディア掲載記事紹介
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 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(5)
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H18.12.12(火) 産経新聞
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H18.11.28(火) 産経新聞
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H18.11.27(月) 産経新聞
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H18.11.24(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(5)
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 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(4)
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H18.11.22(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(3)
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H18.11.21(火) 産経新聞
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H18.11.20(月) 産経新聞
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H18.11.16(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(3)
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H18.11.15(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(2)
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H18.11.14(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(1)
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H18.11.10(金) 産経新聞
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H18.11.9(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(4)
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H18.11.8(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(3)
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H18.11.7(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(2)
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H18.11.6(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(1)
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H18.11.3(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(5)
 大衆芸能にも入り込み 人々なごませる
H18.11.2(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(4)
 級友が驚いた コンパでの「森の石松」
H18.11.1(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(3)
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H18.10.31(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(2)
 父の「カイ」・・・浜辺の“妄想”で涙
H18.10.30(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(1)
 若いお手伝いさんから教わった[江戸の子守唄]
H18.10.27(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(5)
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H18.10.26(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(4)
 新鮮な感動 大正期の懸賞応募作
H18.10.25(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(3)
 歌詞に雅語ちりばめ叙情的に
H18.10.24(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(2)
 思いがけず発見した「桃太郎」のバラード
H18.10.23(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(1)
 村組のおばさんたちの家で聴いた子守唄
H18.10.20(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(5)
 「ばあや」の浪花節に顔しかめたハチローの母
H18.10.19(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(4)
[東北のわらべうた]武田忠一郎氏との不思議な縁
H18.10.18(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(3)
 オルゴールの音色愛したハチロー
H18.10.17(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(2)
 「ジョスランの子守歌」うたったハチローの母
H18.10.16(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(1)
 “文化人”と呼ばれるのを嫌った父、ハチロー
H18.10.14(土) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(5)
 子守唄の向こうに見える「心の故郷」
H18.10.13(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(4)
 富山の雪景色から生まれた「雪やコンコ…」
H18.10.12(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(3)
 子守唄だと思っていた[御詠歌]と[盆踊り唄]
H18.10.11(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(2)
 第一人者の名画で忠孝精神育てた絵本
H18.10.10(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(1)
 子守唄うたう余裕なかった貧家の母
H18.10.5(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(4)
 科学の総力を結集し真の教育を
H18.10.4(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(3)
 「人間の基本」伝承してくれる親子の触れ合い
H18.10.3(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(2)
 幼子に基本的習性を“プリント”する子守唄
H18.10.2(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(1)
 病弱で幼い私に ため息ついた母
H18.9.27(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(3)
 ゆったりした時間…「かつての日本」残る沖縄
H18.9.26(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(2)
 民族の心の原点見た バスクの子守唄
H18.9.25(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(1)
 無意識に出た子守唄・・母の愛を実感した瞬間
H18.9.20(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(3)
 月明かりに照らされた優しい母の手
H18.9.19(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(2)
 児童虐待の日本“上陸”に衝撃
H18.9.18(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(1)
 母親の気持ちも和ませる子守唄
H18.9.14(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(3)
 わが子への子守唄は夫の「プレスリー」
H18.9.13(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(2)
 のどかで牧歌的だった疎開先の米沢
H18.9.12(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(1)
 脳裏に残る 雷の閃光と母の乳の記憶
H18.9.8(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(5)
 母のいつくしみの心うたう「鳳仙花」
H18.9.7(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(4)
 朝鮮人であることが誇りだった亡き娘
H18.9.6(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(3)
 大阪への転居 民族意識に目覚める
H18.9.5(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(2)
 家事、子守、仕事の手伝い・・・母の力に
H18.9.4(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(1)
 南北分断 まだ見ぬふるさと思いうたう
H18.8.30(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(3)
 次世代見据え 壱岐から全国へ子守唄発信
H18.8.29(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(2)
 温かい思い込めてこそ生きる子守唄
H18.8.28(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(1)
 子供なくとも誰かにうたってあげたい子守唄
H18.8.25(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(5)
 “父の轍は踏まぬ”と誓い好きな声楽習う
H18.8.24(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(4)
 学芸会で独唱「モーツァルトの子守唄」
H18.8.23(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(3)
 「父母の声」は孤独な自分への子守唄
H18.8.22(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(2)
 刺し子に見た 赤子への母の愛情
H18.8.21(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(1)
 替え唄に哀しみの心託した「ねえや」
H18.8.18(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(3)
 モーツァルトの子守唄は「偽作」
H18.8.17(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(2)
 胎教のため自ら電蓄組み立てた父
H18.8.15(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(1)
 自身へのララバイ奏でるハーモニカ吹き
H18.8.11(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(5)
 私を晩餐に招き[おれの弟だ]といった朴大統領
H18.8.10(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(4)
 日韓 2つの祖国持ちわき上がる不思議な感情
H18.8.9(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(3)
 司馬遼太郎の前で「妙円寺詣り」うたい涙
H18.8.8(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(2)
 学問に裏打ちされた400年間の「心の誇り」
H18.8.7(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(1)
 技術持つゆえ代々 自由制約された沈家
H18.8.4(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(5)
 失敗に裏打ちされた家康の子育て論
H18.8.3(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(4)
 「親子の愛こそ日本人の特質」だった江戸期
H18.8.2(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(3)
 実際の唄い方まで分かる厳格な歌詞表記
H18.8.1(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(2)
 採録だけでなく子守唄分類の偉業も
H18.7.31(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(1)
 日本で初めて子守唄を収集した僧・行智
H18.7.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(4)
 故郷に思いはせ捕鯨再会に取り組む
H18.7.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(3)
 子を守ろうとする母鯨の深い愛情
H18.7.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(2)
 子鯨の気持ちになって悲しんだか金子みすヾ
H18.7.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(1)
 鯨やイルカ 交信音波の中にある?子守唄
H18.7.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(5)
 全国展開目指す「子守唄サミット」
H18.7.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(4)
 心開かす難しさ 唄の収集に苦労
H18.7.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(3)
 感情を揺さぶる不思議な音「ラ」
H18.7.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(2)
 私の心のひき出しにある「津軽の子守唄」
H18.7.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(1)
 作家先生の教示で子守唄に出会う
H18.7.14(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(4)
 皆でうたう校歌は“人生の子守唄”
H18.7.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(3)
 軍歌の底流にある「友を思いやる気持ち」
H18.7.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(2)
 詞の意味分からずとも伝わる歌の強さ
H18.7.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(1)
 阪神大震災被災者を癒やした自衛隊の演奏
H18.7.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(5)
 景色だけでなく唄も雄大な八重山
H18.7.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(4)
 異国情緒感じた九州の子守唄
H18.7.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(3)
 “現代の桃源郷”八丈島で切々たる歌声に涙
H18.7.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(2)
 子をなだめすかす“狂言めいた”唄
H18.7.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(1)
 寂しさと訴えるような旋律 佐渡の子守唄
H18.6.30(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(5)
 良寛さんの気高さ表れる「手まりうた」
H18.6.29(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(4)
 聖徳太子像と重なる子供の姿
H18.6.28(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(3)
 西行の歌に漂う娘への愛惜
H18.6.27(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(2)
 父親の心情 切々とうたう憶良
H18.6.26(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(1)
 弟への仕打ち 苦い記憶に
H18.6.21(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(3)
 急場しのぎで訳した「クラリネットを・・・」
H18.6.20(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(2)
 パリで涙した越路さんの[五木の子守唄]
H18.6.19(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(1)
 父の間のびした「南京街で」
H18.6.14(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(3)
 結婚前夜の娘に贈った[ハッシュアバイ]
H18.6.13(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(2)
 母の生活実感こもる「早春賦」
H18.6.12(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(1)
 子供の眠る瞬間見る至福
H18.6.9(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(5)
 息子の唄に反応した意識不明の夫
H18.6.8(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(4)
 伝えたい「雑煮の味」と「子守唄」
H18.6.7(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(3)
 成長への祈り込めうたった「かなりや」
H18.6.6(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(2)
 わが子通し「生命のリレー」実感
H18.6.5(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(1)
 柳行李に“入れ”父母はダンスホールへ
H18.6.2(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(5)
 名もなき職人の作品にこそ宿る美
H18.6.1(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(4)
 風の音聞き孵化待つ モリアオガエルの卵
H18.5.31(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(3)
 「酒造り唄」は醸造過程の“子守唄”
H18.5.30(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(2)
 琵琶の響きににじむ修行の年輪
H18.5.29(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(1)
 「諏訪家」の末っ子として生まれて
H18.5.26(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(5)
 ホーム入所者が「赤とんぼ」に涙
H18.5.25(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(4)
 「平家落人」の地に響く五木の子守唄
H18.5.24(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(3)
 「よい子に読み聞かせ隊」結成
H18.5.23(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(2)
 父が口ずさんだアイヌの子守唄
H18.5.22(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(1)
 心に残る 兄の「コオロギよ」
H18.5.19(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(5)
 出産への認識甘い女の子たち
H18.5.18(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(4)
 赤ちゃんにやさしいお産を
H18.5.17(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(3)
 子育ての極意は「観葉植物のケア」
H18.5.16(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(2)
 “凍りついた家”に漂流する子供たち
H18.5.15(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(1)
 つらかった“異常な”しつけ
H18.5.12(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(5)
 地域に残る唄に関心を
H18.5.11(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(4)
 自国の曲演奏しない日本の交響楽団
H18.5.10(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(3)
 海外で埋もれる日本の「残した」唄
H18.5.9(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(2)
 故郷への愛着は各国共通
H18.5.8(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(1)
 祖母の「かぞえ唄」に感謝
H18.5.5(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(5)
 読み聞かせで伝える思い
H18.5.4(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(4)
 家族大切にした勝さんと雷蔵さん
H18.5.3(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(3)
 心打たれた叔父一家の絆
H18.5.2(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(2)
 死装束を用意していた母
H18.5.1(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(1)
 疎開先で聴いた「ほたるこい」
H18.4.28(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(5)
 母乳こそ生命力の根源
H18.4.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(4)
 心が痛んだ末娘の言葉
H18.4.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(3)
 万国共通の心優しい歌声
H18.4.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(2)
 「あやし」のできない母親たち
H18.4.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(1)
 子育てにゆとり持てる環境を
H18.4.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(5)
 西洋にも広まる“癒やし”の経文
H18.4.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(4)
 穏やかさ失った最近の日本人
H18.4.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(3)
 「ガラスの城」での鮮烈な記憶
H18.4.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(2)
 年上の少女の淡い思い出
H18.4.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(1)
 健やかな成長「祈る」チベットの子守唄
H18.4.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(3)
 音楽で育つ思いやりの心
H18.4.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(2)
 モンゴルで聴いた「さくら」に涙
H18.4.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(1)
 「日光和楽踊」で世代超えたつながり実感
H18.4.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(5)
 寝ない長男 夜を徹しあやす
H18.4.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(4)
 「滅私奉公」を教えてくれた父
H18.4.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(3)
 祖父の影響が政治志す原点
H18.4.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(2)
 私を心配してしかった早世の母
H18.4.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(1)
 流行歌好きで「悪い子」のレッテル
H18.3.31(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(5)
 「乳母さん」のために歌作り
H18.3.30(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(4)
 心揺さぶる「サマー・タイム」
H18.3.29(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(3)
 自分史にも登場する“デモ・ソング”
H18.3.28(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(2)
 スリランカの誇り「マーバーラカーレ」
H18.3.27(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(1)
 母の実人生と重なった「叱られて」
H18.3.24(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(5)
 子守唄でペアの愛も育てるハト
H18.3.23(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(4)
 孵化前から交信するツルの親子
H18.3.22(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(3)
 “高等技術”で子を守るシカ
H18.3.21(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(2)
 丹念に産座作り上げるクマ
H18.3.20(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(1)
 舐めて子を寝つかせるパンダ
H18.3.17(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(5)
 高齢化時代の今「母守唄」を
H18.3.16(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(4)
 歌声残し去った“恩人”たち”
H18.3.15(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(3)
 死後の幻想漂う「五木」
H18.3.14(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(2)
 祈る母の姿浮かび涙
H18.3.13(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(1)
 田園の中にたたずむ“母子像”
H18.3.10(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(5)
 母の役割の大切さ再認識を
H18.3.9(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(4)
 子守娘の境遇に万感の思い
H18.3.8(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(3)
 自然への祈り込めた縄文の人々
H18.3.7(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(2)
 幸せだった父の背中での時間
H18.3.6(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(1)
 自分史の最初のページに輝く“主題歌”
H18.3.2(木) 産経新聞
 新連載「唄いつぐ」6日スタート
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