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H18.5.3(水)「唄いつぐ」 産経新聞
【11オピニオン面】
唄いつぐ−親から子へ 
心打たれた叔父一家の絆
女優  藤村志保(3)
 
 母を「姉上」と慕っていた叔父が、戦争で父を早く亡くした私たちを不憫に思い、かわいがってくれた。
 叔父は戦争中、学徒動員で旧満州へ行き、当時のソ連で捕虜となり、昭和二十三年に帰国した。私が小学校三年生のときだった。
 帰ってきて、まずしてくれたことは、私たちの小学校へ行って、私たちのそれぞれの担任教師に会い「自分のめいやおいはどういう子ですか」と聞いて、「よろしくお願いします」とあいさつしてくれた。
 夕方になり、私たちが外で遊んでいると、叔父が『ステンカ・ラージン』や『ボルガの舟歌』といったロシア民謡をよく歌ってくれた。旧ソ連の捕虜になっている間に覚えたのだろうが、子供心に“大きくて頼もしいおじさんが大きな声で歌ってくれているなあ”と感じた。
 その叔父も八十三歳で亡くなった。亡くなる前の三年間、自宅で寝たきりの闘病生活を送っていた。このときに見舞いに行ったが、いつ行っても、そこには四人の孫たちの姿があった。孫たちのだれかしらが叔父の部屋に出入りしていて、そこは孫の遊び場であったり、勉強部屋であったりした。
 お見舞いに行ったある日、いとこ夫婦が生後六カ月ぐらいの男の子を、叔父の横に寝かせていた。叔父は「お嫁さんが『子守りして』って置いていくんだ」と話していたが、それはいとこ夫婦の思いやりだった。
 叔父は「操(私の本名)、自分はこの病気で死んでも仕方がない。でも、この家の中の子供たち、小さな命からいろいろなものをもらっているよ」と感謝していた。
 孫たちの子守唄に、叔父はロシア民謡でも歌っているのかなと思って、いとこ夫婦に聞くと、「『揺籃のうた』を歌っていた」という。

 揺籃のうたを、
 カナリヤが歌う、よ
 ねんねこ、ねんねこ、ねんねこ、よ

 「『カナリヤ』の部分を四人それぞれの名前に変えて、おじいちゃんはこの十何年間、孫たちの世話をしていたのよ」と話していた。
 その叔父が、医師から「ここ二、三日です」といわれたとき、四人の孫たちに最期のお別れをさせようということで、いとこ夫婦が、一番上の小学校六年生の子から順に、一人ずつ部屋に行かせ、二人きりにさせた。
 しばらくすると、その子が真っ赤に泣きはらした目をして部屋から出てきた。そして次の子も・・・。
 叔父の四十九日のとき、三番目の女の子に「おじいちゃまに何と言ってお別れしたの?」と聞いたら、「『百歳まで長生きしてほしい』と言ったら、『ありがとう』って強く手を握り返してくれたの」。その話を聞いて、なんて素晴らしい絆だと思った。
 叔父の教えは、そのときの手のぬくもりや力強さを通して、間違いなく孫たちに伝わっている。(談)
■ 藤村志保(ふじむら・しほ)
本名・静永操。昭和14年、川崎市生まれ。37年、大映映画『破壊』でデビュー。市川雷蔵や勝新太郎の相手役として映画黄金期を支える。最近作は映画『二人日和』、舞台『北越誌』など。また、地唄舞のリサイタルや朗読に積極的に取り組んでいる。



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メディア掲載記事紹介
H18.12.22(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(5)
 長生き時代に合致した「孫守」
H18.12.21(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(4)
 「子供を作ること」は自分を永続させること
H18.12.20(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(3)
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H18.12.19(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(2)
 プロだけの“特権”ではない歌作り
H18.12.18(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    本川達雄(1)
 会えない子供へのあいさつに作った子守唄
H18.12.14(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   みらいなな(3)
 赤ちゃんの言葉引き出す台本
H18.12.13(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   みらいなな(2)
 死を誠実にとらえた「葉っぱのフレディ」
H18.12.12(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   みらいなな(1)
 私の人生に大きな影響を与えた「停電」
H18.11.29(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    五木寛之(3)
 必要なのは「脳トレ」より「情トレ」
H18.11.28(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    五木寛之(2)
 突然よみがえった「トラジの唄」
H18.11.27(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    五木寛之(1)
 ドキリとする怖さ潜む いにしえの歌詞
H18.11.24(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(5)
 島の“幸齢者”から教わった大切なこと
H18.11.23(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(4)
 イメージにより変わってしまう うたい方
H18.11.22(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(3)
 腹痛に-魔法の呪文-唱えてくれた父
H18.11.21(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(2)
 必ず込められている「健やかで・・・」の願い
H18.11.20(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   綾乃ひびき(1)
 思いやりに通じる 自然を「感じる」力
H18.11.16(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(3)
 周囲の人も輝かす 新しい生命
H18.11.15(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(2)
 母は欧米、祖母は日本古来の子守唄
H18.11.14(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   五代利矢子(1)
 浮世の喜びも哀しみも包み込むリズム
H18.11.10(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(5)
 「美」の部分も捨て去った戦後の日本
H18.11.9(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(4)
 団塊世代へ「つぐ」もの失った その親たち
H18.11.8(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(3)
 「背負うもの」あってこそ生まれた癒しの唄
H18.11.7(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(2)
 息子の生まれ変わりとして私を育てた祖母
H18.11.6(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     笹倉明(1)
 乳幼児期は「球根」と同じ大切さ
H18.11.3(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(5)
 大衆芸能にも入り込み 人々なごませる
H18.11.2(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(4)
 級友が驚いた コンパでの「森の石松」
H18.11.1(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(3)
 浪花節吹き込み病床の父へ送る
H18.10.31(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(2)
 父の「カイ」・・・浜辺の“妄想”で涙
H18.10.30(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   河竹登志夫(1)
 若いお手伝いさんから教わった[江戸の子守唄]
H18.10.27(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(5)
 唄に込められる“母ごころ”読み取る子供
H18.10.26(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(4)
 新鮮な感動 大正期の懸賞応募作
H18.10.25(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(3)
 歌詞に雅語ちりばめ叙情的に
H18.10.24(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(2)
 思いがけず発見した「桃太郎」のバラード
H18.10.23(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(1)
 村組のおばさんたちの家で聴いた子守唄
H18.10.20(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(5)
 「ばあや」の浪花節に顔しかめたハチローの母
H18.10.19(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(4)
[東北のわらべうた]武田忠一郎氏との不思議な縁
H18.10.18(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(3)
 オルゴールの音色愛したハチロー
H18.10.17(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(2)
 「ジョスランの子守歌」うたったハチローの母
H18.10.16(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(1)
 “文化人”と呼ばれるのを嫌った父、ハチロー
H18.10.14(土) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(5)
 子守唄の向こうに見える「心の故郷」
H18.10.13(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(4)
 富山の雪景色から生まれた「雪やコンコ…」
H18.10.12(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(3)
 子守唄だと思っていた[御詠歌]と[盆踊り唄]
H18.10.11(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(2)
 第一人者の名画で忠孝精神育てた絵本
H18.10.10(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(1)
 子守唄うたう余裕なかった貧家の母
H18.10.5(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(4)
 科学の総力を結集し真の教育を
H18.10.4(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(3)
 「人間の基本」伝承してくれる親子の触れ合い
H18.10.3(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(2)
 幼子に基本的習性を“プリント”する子守唄
H18.10.2(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(1)
 病弱で幼い私に ため息ついた母
H18.9.27(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(3)
 ゆったりした時間…「かつての日本」残る沖縄
H18.9.26(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(2)
 民族の心の原点見た バスクの子守唄
H18.9.25(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(1)
 無意識に出た子守唄・・母の愛を実感した瞬間
H18.9.20(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(3)
 月明かりに照らされた優しい母の手
H18.9.19(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(2)
 児童虐待の日本“上陸”に衝撃
H18.9.18(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(1)
 母親の気持ちも和ませる子守唄
H18.9.14(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(3)
 わが子への子守唄は夫の「プレスリー」
H18.9.13(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(2)
 のどかで牧歌的だった疎開先の米沢
H18.9.12(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(1)
 脳裏に残る 雷の閃光と母の乳の記憶
H18.9.8(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(5)
 母のいつくしみの心うたう「鳳仙花」
H18.9.7(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(4)
 朝鮮人であることが誇りだった亡き娘
H18.9.6(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(3)
 大阪への転居 民族意識に目覚める
H18.9.5(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(2)
 家事、子守、仕事の手伝い・・・母の力に
H18.9.4(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(1)
 南北分断 まだ見ぬふるさと思いうたう
H18.8.30(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(3)
 次世代見据え 壱岐から全国へ子守唄発信
H18.8.29(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(2)
 温かい思い込めてこそ生きる子守唄
H18.8.28(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(1)
 子供なくとも誰かにうたってあげたい子守唄
H18.8.25(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(5)
 “父の轍は踏まぬ”と誓い好きな声楽習う
H18.8.24(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(4)
 学芸会で独唱「モーツァルトの子守唄」
H18.8.23(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(3)
 「父母の声」は孤独な自分への子守唄
H18.8.22(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(2)
 刺し子に見た 赤子への母の愛情
H18.8.21(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(1)
 替え唄に哀しみの心託した「ねえや」
H18.8.18(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(3)
 モーツァルトの子守唄は「偽作」
H18.8.17(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(2)
 胎教のため自ら電蓄組み立てた父
H18.8.15(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(1)
 自身へのララバイ奏でるハーモニカ吹き
H18.8.11(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(5)
 私を晩餐に招き[おれの弟だ]といった朴大統領
H18.8.10(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(4)
 日韓 2つの祖国持ちわき上がる不思議な感情
H18.8.9(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(3)
 司馬遼太郎の前で「妙円寺詣り」うたい涙
H18.8.8(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(2)
 学問に裏打ちされた400年間の「心の誇り」
H18.8.7(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(1)
 技術持つゆえ代々 自由制約された沈家
H18.8.4(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(5)
 失敗に裏打ちされた家康の子育て論
H18.8.3(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(4)
 「親子の愛こそ日本人の特質」だった江戸期
H18.8.2(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(3)
 実際の唄い方まで分かる厳格な歌詞表記
H18.8.1(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(2)
 採録だけでなく子守唄分類の偉業も
H18.7.31(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(1)
 日本で初めて子守唄を収集した僧・行智
H18.7.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(4)
 故郷に思いはせ捕鯨再会に取り組む
H18.7.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(3)
 子を守ろうとする母鯨の深い愛情
H18.7.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(2)
 子鯨の気持ちになって悲しんだか金子みすヾ
H18.7.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(1)
 鯨やイルカ 交信音波の中にある?子守唄
H18.7.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(5)
 全国展開目指す「子守唄サミット」
H18.7.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(4)
 心開かす難しさ 唄の収集に苦労
H18.7.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(3)
 感情を揺さぶる不思議な音「ラ」
H18.7.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(2)
 私の心のひき出しにある「津軽の子守唄」
H18.7.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(1)
 作家先生の教示で子守唄に出会う
H18.7.14(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(4)
 皆でうたう校歌は“人生の子守唄”
H18.7.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(3)
 軍歌の底流にある「友を思いやる気持ち」
H18.7.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(2)
 詞の意味分からずとも伝わる歌の強さ
H18.7.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(1)
 阪神大震災被災者を癒やした自衛隊の演奏
H18.7.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(5)
 景色だけでなく唄も雄大な八重山
H18.7.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(4)
 異国情緒感じた九州の子守唄
H18.7.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(3)
 “現代の桃源郷”八丈島で切々たる歌声に涙
H18.7.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(2)
 子をなだめすかす“狂言めいた”唄
H18.7.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(1)
 寂しさと訴えるような旋律 佐渡の子守唄
H18.6.30(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(5)
 良寛さんの気高さ表れる「手まりうた」
H18.6.29(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(4)
 聖徳太子像と重なる子供の姿
H18.6.28(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(3)
 西行の歌に漂う娘への愛惜
H18.6.27(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(2)
 父親の心情 切々とうたう憶良
H18.6.26(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(1)
 弟への仕打ち 苦い記憶に
H18.6.21(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(3)
 急場しのぎで訳した「クラリネットを・・・」
H18.6.20(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(2)
 パリで涙した越路さんの[五木の子守唄]
H18.6.19(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(1)
 父の間のびした「南京街で」
H18.6.14(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(3)
 結婚前夜の娘に贈った[ハッシュアバイ]
H18.6.13(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(2)
 母の生活実感こもる「早春賦」
H18.6.12(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(1)
 子供の眠る瞬間見る至福
H18.6.9(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(5)
 息子の唄に反応した意識不明の夫
H18.6.8(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(4)
 伝えたい「雑煮の味」と「子守唄」
H18.6.7(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(3)
 成長への祈り込めうたった「かなりや」
H18.6.6(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(2)
 わが子通し「生命のリレー」実感
H18.6.5(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(1)
 柳行李に“入れ”父母はダンスホールへ
H18.6.2(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(5)
 名もなき職人の作品にこそ宿る美
H18.6.1(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(4)
 風の音聞き孵化待つ モリアオガエルの卵
H18.5.31(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(3)
 「酒造り唄」は醸造過程の“子守唄”
H18.5.30(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(2)
 琵琶の響きににじむ修行の年輪
H18.5.29(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(1)
 「諏訪家」の末っ子として生まれて
H18.5.26(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(5)
 ホーム入所者が「赤とんぼ」に涙
H18.5.25(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(4)
 「平家落人」の地に響く五木の子守唄
H18.5.24(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(3)
 「よい子に読み聞かせ隊」結成
H18.5.23(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(2)
 父が口ずさんだアイヌの子守唄
H18.5.22(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(1)
 心に残る 兄の「コオロギよ」
H18.5.19(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(5)
 出産への認識甘い女の子たち
H18.5.18(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(4)
 赤ちゃんにやさしいお産を
H18.5.17(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(3)
 子育ての極意は「観葉植物のケア」
H18.5.16(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(2)
 “凍りついた家”に漂流する子供たち
H18.5.15(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(1)
 つらかった“異常な”しつけ
H18.5.12(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(5)
 地域に残る唄に関心を
H18.5.11(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(4)
 自国の曲演奏しない日本の交響楽団
H18.5.10(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(3)
 海外で埋もれる日本の「残した」唄
H18.5.9(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(2)
 故郷への愛着は各国共通
H18.5.8(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(1)
 祖母の「かぞえ唄」に感謝
H18.5.5(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(5)
 読み聞かせで伝える思い
H18.5.4(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(4)
 家族大切にした勝さんと雷蔵さん
H18.5.3(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(3)
 心打たれた叔父一家の絆
H18.5.2(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(2)
 死装束を用意していた母
H18.5.1(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(1)
 疎開先で聴いた「ほたるこい」
H18.4.28(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(5)
 母乳こそ生命力の根源
H18.4.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(4)
 心が痛んだ末娘の言葉
H18.4.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(3)
 万国共通の心優しい歌声
H18.4.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(2)
 「あやし」のできない母親たち
H18.4.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(1)
 子育てにゆとり持てる環境を
H18.4.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(5)
 西洋にも広まる“癒やし”の経文
H18.4.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(4)
 穏やかさ失った最近の日本人
H18.4.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(3)
 「ガラスの城」での鮮烈な記憶
H18.4.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(2)
 年上の少女の淡い思い出
H18.4.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(1)
 健やかな成長「祈る」チベットの子守唄
H18.4.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(3)
 音楽で育つ思いやりの心
H18.4.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(2)
 モンゴルで聴いた「さくら」に涙
H18.4.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(1)
 「日光和楽踊」で世代超えたつながり実感
H18.4.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(5)
 寝ない長男 夜を徹しあやす
H18.4.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(4)
 「滅私奉公」を教えてくれた父
H18.4.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(3)
 祖父の影響が政治志す原点
H18.4.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(2)
 私を心配してしかった早世の母
H18.4.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(1)
 流行歌好きで「悪い子」のレッテル
H18.3.31(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(5)
 「乳母さん」のために歌作り
H18.3.30(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(4)
 心揺さぶる「サマー・タイム」
H18.3.29(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(3)
 自分史にも登場する“デモ・ソング”
H18.3.28(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(2)
 スリランカの誇り「マーバーラカーレ」
H18.3.27(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(1)
 母の実人生と重なった「叱られて」
H18.3.24(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(5)
 子守唄でペアの愛も育てるハト
H18.3.23(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(4)
 孵化前から交信するツルの親子
H18.3.22(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(3)
 “高等技術”で子を守るシカ
H18.3.21(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(2)
 丹念に産座作り上げるクマ
H18.3.20(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(1)
 舐めて子を寝つかせるパンダ
H18.3.17(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(5)
 高齢化時代の今「母守唄」を
H18.3.16(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(4)
 歌声残し去った“恩人”たち”
H18.3.15(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(3)
 死後の幻想漂う「五木」
H18.3.14(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(2)
 祈る母の姿浮かび涙
H18.3.13(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(1)
 田園の中にたたずむ“母子像”
H18.3.10(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(5)
 母の役割の大切さ再認識を
H18.3.9(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(4)
 子守娘の境遇に万感の思い
H18.3.8(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(3)
 自然への祈り込めた縄文の人々
H18.3.7(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(2)
 幸せだった父の背中での時間
H18.3.6(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(1)
 自分史の最初のページに輝く“主題歌”
H18.3.2(木) 産経新聞
 新連載「唄いつぐ」6日スタート
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