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H18.5.19(金)「唄いつぐ」 産経新聞
【15オピニオン面】
唄いつぐ−親から子へ 
出産への認識甘い女の子たち
赤枝六本木診療所院長 赤枝恒雄(5)
 
 夜の六本木で私が行っている「街角無料健康相談室」にはさまざまな相談が持ち込まれる。
 昨年のことだが、中学生の妊娠相談が二例続いた。一つは、叔母だという人と一緒に来た中学二年の女の子。叔母が「両親とも出産に反対しているが、本人は『産む』といって聞かないので説得してほしい」という相談だった。ムッとしている女の子のカバンからはみ出しているディズニーの手鏡を私は見つけた。
 「そのプリクラ見せて」。無視していた彼女が動いた。「それ、ディズニーランドで買ったの?かわいいね」。彼女はカバンから、プリクラを裏側全面に張った四角い鏡を取り出した。そして、「これ誰?」といった質問が出て、自然と会話になっていった。
 その後、本題に入って出産についての知識を聞いてみたが、全くの無知である。産む理由は、「彼とただ一緒にいたいから。子供がいた方が楽しい」と漠然とした答え。彼氏は十九歳の土木作業員だという。
 もう一つの例は、彼氏と来た女の子。彼氏は六本木のホストだという。年齢を聞いてびっくりした。彼女と同じ十五歳で、背が高く、長髪で黒のスーツを着ていた。女の子は「おろしたら彼に捨てられる」と決めてかかっているようだ。
 彼女には、「子供の教育費は大変だから、君が一生懸命勉強して子供に教えてあげなきゃね」と言うと「勉強は嫌だ」。「じゃあ、しっかり働いて子供のミルク代を稼がなきゃね」と伝えると「働くの嫌だ」。
 よく聞いてみて分かったことは、彼女が出産について、「勉強しなくていいし、働かなくていいし、『偉い』とほめられることもある」と思っている。だが、本音は、彼に捨てられないための“人質”を取る目的でもあるようだ。
 出産し、彼氏と別れた後、子供がじゃまになって、虐待や育児放棄になるケースが多い。私は「育児はそんなに簡単ではないし、覚悟がいる」と説得した。それでも結局、二人は出産した。
 子供が二人の間の宝物ではなく、“接着剤”だから将来が心配だ。しかし、十六歳以下の出産は毎年増え続け、悲惨な虐待も増加している。これが現実だ。
 最近発生した岐阜県中津川市の中二少女殺人事件でも明らかなように、中学生が夜中に出歩くこと自体、“親は何をしていた”と怒りがこみ上げてくる。「家庭での教育がすべて」と断言したいところだが、自分が受けたような“軟禁状態”のしつけでは、子供たちを家出や夜遊びへと走らせてしまう。
 そこで「子供との会話」が重要なキーワードだ。両親との会話時間が長いほど性の初体験が遅くなる事実は、性教育のヒントでもある。何より、幼少期の「子守唄」が大切な親子の絆となってゆく。
 頑強な父が亡くなる数年前、寂しそうにぼそっと言った。
 「お父さんの育て方、間違っとった」
 この一言は私にとって、父との長く深い溝を一瞬のうちに埋めた。思えば“軟禁状態”のレッスンのおかげで、書道は全国学生書道展の金賞を取り、弓道はインターハイの徳島県代表になれたのだ。今は、父に心から感謝している。
■ 赤枝恒雄(あかえだ・つねお)
昭和19年、徳島県生まれ。産婦人科医。57年に狭い産道から水中を通ることで自然な減圧効果が得られる「水中出産」を国内で初めて行うなど、妊産婦本位の出産を実践する。東京・六本木のハンバーガー店で街角無料健康相談室を開き、若い女性らの相談を受けている。



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 唄いつぐ−親から子へ    上笙一郎(3)
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 唄いつぐ−親から子へ    佐藤四郎(1)
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H18.10.14(土) 産経新聞
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H18.10.12(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(3)
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H18.10.11(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(2)
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H18.10.10(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     高井進(1)
 子守唄うたう余裕なかった貧家の母
H18.10.5(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(4)
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H18.10.4(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(3)
 「人間の基本」伝承してくれる親子の触れ合い
H18.10.3(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(2)
 幼子に基本的習性を“プリント”する子守唄
H18.10.2(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西澤潤一(1)
 病弱で幼い私に ため息ついた母
H18.9.27(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(3)
 ゆったりした時間…「かつての日本」残る沖縄
H18.9.26(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(2)
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H18.9.25(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     浜美枝(1)
 無意識に出た子守唄・・母の愛を実感した瞬間
H18.9.20(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(3)
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H18.9.19(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(2)
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H18.9.18(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     小林登(1)
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H18.9.14(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(3)
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 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(2)
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H18.9.12(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   湯川れい子(1)
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H18.9.8(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(5)
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H18.9.7(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(4)
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 唄いつぐ−親から子へ     李順子(3)
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H18.9.5(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(2)
 家事、子守、仕事の手伝い・・・母の力に
H18.9.4(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     李順子(1)
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H18.8.30(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(3)
 次世代見据え 壱岐から全国へ子守唄発信
H18.8.29(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(2)
 温かい思い込めてこそ生きる子守唄
H18.8.28(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   柴田美保子(1)
 子供なくとも誰かにうたってあげたい子守唄
H18.8.25(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(5)
 “父の轍は踏まぬ”と誓い好きな声楽習う
H18.8.24(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(4)
 学芸会で独唱「モーツァルトの子守唄」
H18.8.23(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(3)
 「父母の声」は孤独な自分への子守唄
H18.8.22(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(2)
 刺し子に見た 赤子への母の愛情
H18.8.21(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    下重暁子(1)
 替え唄に哀しみの心託した「ねえや」
H18.8.18(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(3)
 モーツァルトの子守唄は「偽作」
H18.8.17(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(2)
 胎教のため自ら電蓄組み立てた父
H18.8.15(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    斎藤寿孝(1)
 自身へのララバイ奏でるハーモニカ吹き
H18.8.11(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(5)
 私を晩餐に招き[おれの弟だ]といった朴大統領
H18.8.10(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(4)
 日韓 2つの祖国持ちわき上がる不思議な感情
H18.8.9(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(3)
 司馬遼太郎の前で「妙円寺詣り」うたい涙
H18.8.8(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(2)
 学問に裏打ちされた400年間の「心の誇り」
H18.8.7(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ  14代沈寿官(1)
 技術持つゆえ代々 自由制約された沈家
H18.8.4(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(5)
 失敗に裏打ちされた家康の子育て論
H18.8.3(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(4)
 「親子の愛こそ日本人の特質」だった江戸期
H18.8.2(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(3)
 実際の唄い方まで分かる厳格な歌詞表記
H18.8.1(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(2)
 採録だけでなく子守唄分類の偉業も
H18.7.31(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    浦井正明(1)
 日本で初めて子守唄を収集した僧・行智
H18.7.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(4)
 故郷に思いはせ捕鯨再会に取り組む
H18.7.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(3)
 子を守ろうとする母鯨の深い愛情
H18.7.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(2)
 子鯨の気持ちになって悲しんだか金子みすヾ
H18.7.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    小松正之(1)
 鯨やイルカ 交信音波の中にある?子守唄
H18.7.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(5)
 全国展開目指す「子守唄サミット」
H18.7.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(4)
 心開かす難しさ 唄の収集に苦労
H18.7.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(3)
 感情を揺さぶる不思議な音「ラ」
H18.7.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(2)
 私の心のひき出しにある「津軽の子守唄」
H18.7.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     原荘介(1)
 作家先生の教示で子守唄に出会う
H18.7.14(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(4)
 皆でうたう校歌は“人生の子守唄”
H18.7.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(3)
 軍歌の底流にある「友を思いやる気持ち」
H18.7.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(2)
 詞の意味分からずとも伝わる歌の強さ
H18.7.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松島悠佐(1)
 阪神大震災被災者を癒やした自衛隊の演奏
H18.7.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(5)
 景色だけでなく唄も雄大な八重山
H18.7.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(4)
 異国情緒感じた九州の子守唄
H18.7.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(3)
 “現代の桃源郷”八丈島で切々たる歌声に涙
H18.7.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(2)
 子をなだめすかす“狂言めいた”唄
H18.7.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    尾原昭夫(1)
 寂しさと訴えるような旋律 佐渡の子守唄
H18.6.30(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(5)
 良寛さんの気高さ表れる「手まりうた」
H18.6.29(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(4)
 聖徳太子像と重なる子供の姿
H18.6.28(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(3)
 西行の歌に漂う娘への愛惜
H18.6.27(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(2)
 父親の心情 切々とうたう憶良
H18.6.26(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    山折哲雄(1)
 弟への仕打ち 苦い記憶に
H18.6.21(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(3)
 急場しのぎで訳した「クラリネットを・・・」
H18.6.20(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(2)
 パリで涙した越路さんの[五木の子守唄]
H18.6.19(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    石井好子(1)
 父の間のびした「南京街で」
H18.6.14(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(3)
 結婚前夜の娘に贈った[ハッシュアバイ]
H18.6.13(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(2)
 母の生活実感こもる「早春賦」
H18.6.12(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    大宅映子(1)
 子供の眠る瞬間見る至福
H18.6.9(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(5)
 息子の唄に反応した意識不明の夫
H18.6.8(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(4)
 伝えたい「雑煮の味」と「子守唄」
H18.6.7(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(3)
 成長への祈り込めうたった「かなりや」
H18.6.6(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(2)
 わが子通し「生命のリレー」実感
H18.6.5(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   山谷えり子(1)
 柳行李に“入れ”父母はダンスホールへ
H18.6.2(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(5)
 名もなき職人の作品にこそ宿る美
H18.6.1(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(4)
 風の音聞き孵化待つ モリアオガエルの卵
H18.5.31(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(3)
 「酒造り唄」は醸造過程の“子守唄”
H18.5.30(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(2)
 琵琶の響きににじむ修行の年輪
H18.5.29(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ     諏訪淳(1)
 「諏訪家」の末っ子として生まれて
H18.5.26(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(5)
 ホーム入所者が「赤とんぼ」に涙
H18.5.25(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(4)
 「平家落人」の地に響く五木の子守唄
H18.5.24(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(3)
 「よい子に読み聞かせ隊」結成
H18.5.23(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(2)
 父が口ずさんだアイヌの子守唄
H18.5.22(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   志茂田景樹(1)
 心に残る 兄の「コオロギよ」
H18.5.19(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(5)
 出産への認識甘い女の子たち
H18.5.18(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(4)
 赤ちゃんにやさしいお産を
H18.5.17(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(3)
 子育ての極意は「観葉植物のケア」
H18.5.16(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(2)
 “凍りついた家”に漂流する子供たち
H18.5.15(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    赤枝恒雄(1)
 つらかった“異常な”しつけ
H18.5.12(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(5)
 地域に残る唄に関心を
H18.5.11(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(4)
 自国の曲演奏しない日本の交響楽団
H18.5.10(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(3)
 海外で埋もれる日本の「残した」唄
H18.5.9(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(2)
 故郷への愛着は各国共通
H18.5.8(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    高木桂蔵(1)
 祖母の「かぞえ唄」に感謝
H18.5.5(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(5)
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H18.5.4(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(4)
 家族大切にした勝さんと雷蔵さん
H18.5.3(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(3)
 心打たれた叔父一家の絆
H18.5.2(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(2)
 死装束を用意していた母
H18.5.1(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    藤村志保(1)
 疎開先で聴いた「ほたるこい」
H18.4.28(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(5)
 母乳こそ生命力の根源
H18.4.27(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(4)
 心が痛んだ末娘の言葉
H18.4.26(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(3)
 万国共通の心優しい歌声
H18.4.25(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(2)
 「あやし」のできない母親たち
H18.4.24(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ   小林美智子(1)
 子育てにゆとり持てる環境を
H18.4.21(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(5)
 西洋にも広まる“癒やし”の経文
H18.4.20(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(4)
 穏やかさ失った最近の日本人
H18.4.19(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(3)
 「ガラスの城」での鮮烈な記憶
H18.4.18(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(2)
 年上の少女の淡い思い出
H18.4.17(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ ペマ・ギャルポ(1)
 健やかな成長「祈る」チベットの子守唄
H18.4.13(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(3)
 音楽で育つ思いやりの心
H18.4.12(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(2)
 モンゴルで聴いた「さくら」に涙
H18.4.11(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    鈴木 寛(1)
 「日光和楽踊」で世代超えたつながり実感
H18.4.7(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(5)
 寝ない長男 夜を徹しあやす
H18.4.6(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(4)
 「滅私奉公」を教えてくれた父
H18.4.5(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(3)
 祖父の影響が政治志す原点
H18.4.4(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(2)
 私を心配してしかった早世の母
H18.4.3(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    森 喜朗(1)
 流行歌好きで「悪い子」のレッテル
H18.3.31(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(5)
 「乳母さん」のために歌作り
H18.3.30(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(4)
 心揺さぶる「サマー・タイム」
H18.3.29(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(3)
 自分史にも登場する“デモ・ソング”
H18.3.28(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(2)
 スリランカの誇り「マーバーラカーレ」
H18.3.27(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    もず唱平(1)
 母の実人生と重なった「叱られて」
H18.3.24(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(5)
 子守唄でペアの愛も育てるハト
H18.3.23(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(4)
 孵化前から交信するツルの親子
H18.3.22(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(3)
 “高等技術”で子を守るシカ
H18.3.21(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(2)
 丹念に産座作り上げるクマ
H18.3.20(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    中川志郎(1)
 舐めて子を寝つかせるパンダ
H18.3.17(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(5)
 高齢化時代の今「母守唄」を
H18.3.16(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(4)
 歌声残し去った“恩人”たち”
H18.3.15(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(3)
 死後の幻想漂う「五木」
H18.3.14(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(2)
 祈る母の姿浮かび涙
H18.3.13(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    松永伍一(1)
 田園の中にたたずむ“母子像”
H18.3.10(金) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(5)
 母の役割の大切さ再認識を
H18.3.9(木) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(4)
 子守娘の境遇に万感の思い
H18.3.8(水) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(3)
 自然への祈り込めた縄文の人々
H18.3.7(火) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(2)
 幸せだった父の背中での時間
H18.3.6(月) 産経新聞
 唄いつぐ−親から子へ    西舘好子(1)
 自分史の最初のページに輝く“主題歌”
H18.3.2(木) 産経新聞
 新連載「唄いつぐ」6日スタート
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